#T012 ビブラート | クラシックギターの交差点

#T012 ビブラート

ビブラートについて考えてみたいと思います。

クラシックギターを習い先生のまねをするうちに
自然にビブラートをかけていました。
ロックなどではチョーキングビブラートが主に使われると
思います。
クラシックでは指を中心にネック方向に手を振る
ビブラートを使います。

最近、気が付いたのですが
B・Bキングもこのやりかたでビブラートしている。
B・Bキングはブルースギタリストで
ブルースの世界では神様的存在です。
知ってますか?

クラシックギターでの神様はやっぱり
アンドレス・セゴビアですね。

さっきからあたりまえのことをいって
怒られそうなので先へ進みます。

ビブラートってローポジションよりハイポジションのほうが
効きがいいですよね。
ぜひギターを持って試してみてください。

ある日レッスンをしていると先生が
ビブラートの効きを試しながら運指を変えてしまった。
それで、この運指で弾いてみろと。
こっちは、指に憶えこませてレッスンを受けにきてるので
そんな高等なこと、できません。
先生できませんって言ったら見逃してもらったことがある。

運指を変えるだけで音の表情は驚くほど変わります。
ギターはそういう楽器なのです。

もうひとつ。

あるレッスンである一ヶ所、音に表情をつけたいと
先生に言ったらある技を教えて貰った。
それはチョーキングビブラートを使うんです。
この時は和音のなかで1弦だけ聞かせたかったのです。
1弦だけ軽くチョーキングビブラートかけると・・・

あら不思議、
この音が表情をもって浮かび上がります。

こんな技、楽譜には載ってません。
今さらながら言うのもなんですが
ギターは奥が深いですね。