#T034 コード その2 Circle of 5th | クラシックギターの交差点

#T034 コード その2 Circle of 5th

ドミナントモーション
緊張から安定へ
 
例えばG7→C
G7の和音の構成でシとファの音、この音程は増4度(フラット5th)
この音程こそ緊張のもとです。
気持ち悪いわけです。
これがCにいく、
シがドに半音上降
ファがミに半音下降
ドとミの音程、長3度
あー安定、ホッとしたーです。
 
音楽の流れのなかで大切なドミナントモーション
5度圏、サークルオブ5THはそれを示しているわけです。
 
 

サークルオブ5TH

 

サークルオブ5THのCを見てください。
Cがトニック(T)
Cの左隣がG、ドミナント(D)
Cの右隣がF、サブドミナント(SD)
主要3和音をすぐに見つけることができます。
便利でしょう。
 
ではB♭はどうでしょう。
左隣はF、ドミナント
右隣はE♭、サブドミナント
すぐに分かりますね。
 
サークルオブ5TH、さらに便利なのが
このキー、フラット何個、シャープ何個がすぐわかります。
 
時計周りにFはフラット1個、B♭は2個、E♭は3個
A♭は4個、D♭は5個、G♭は6個
 
反時計回りにGはシャープ1個、Dは2個、Aは3個
Eは4個、Bは5個、F♯は6個
 
G♭とF♯は異名同音。
フラットの音がついていく順番
シミラレソド
シャープの音がついていく順番
ファドソレラミ
もうこれは覚えるべし。
 
最後に代理コード
Gの対面(対角線上)を見てください。
D♭ですね。
D♭はGの代理コードですよね。
G7→Cのコード進行の時に
D♭→Cと半音下降して解決、代理コードからトニックに解決してます。
 
Aの代理コードは
「E♭」
対角線上を見ればすぐ分かるでしょう。
 
サークルオブ5THはさらにいろんなことを教えてくれますが
今回はこのへんで。