#T038 練習について その4 | クラシックギターの交差点

#T038 練習について その4

非常に役立つのは後で聞きなおせるように自分の演奏を録音することだろう。
こうすれば、演奏中に意識に上らなかった多くのことに気づくだろうし、
何よりもピッチやフレージングをやりすぎた、
強調しすぎたと思っても、聴き直してみると、それは最初に意図したとおりで、
別にそこだけが演奏の中で目立っている訳ではないことがわかる。
私は聴き返す時に、まずいところを書き留めることを勧めている。
そして、どうしてまずいのか、
どうすれば正しく弾けるようになるかを根気良く研究するのである。
 
「大バイオリニストが貴方に伝えたいこと~100のレッスン」より抜粋
 

録音して自分の演奏を聴き、そしてそこからなにが悪いかをさぐるのは
上達にはかかせないことだと思います。
上記のあるように、強調しすぎたと思っても、聴き直してみると、
案外そうでもないなぁと思うことがあります。
クラシックギターをやって変わったことは、
棒弾きしないように気をつかうようになったことが挙げられるんですが
そのへんは録音して気づいた点でもあります。
 
演奏中の意識も音源を聴いているレベルに近いものにすれば
演奏はもっとよくなるんじゃないか、と考えることがあるんですが
それはなかなか難しいですね。
それでも、演奏時に音を聴くことを意識すれば、演奏は変わってきます。
これも訓練なのでしょうね。
 
昨日から録音作業をしてます。
その楽曲は録音しようと思った瞬間に今までより弾けるようになるんですね。
そういうことでも録音は上達にかかせないものだと思います。